FC2ブログ

詩に絵を描く「紫のキミへ」

 2015-01-22
詩のイメージで絵を描く第2弾
椅子がお母様で、背景のバラはお父様。
お父様の優しさに包まれるお母様を表現してみました。
DSC03921.jpg

「 紫のキミへ 」

ぽつぽつとしか見えなかった稲の苗も

季節の気配を感じながら

緑になびき黄金色へと化身する風景に

自然の躍動感を目の当たりにする

北の大地ではもう紅葉で山々が染まり

時季の息吹が聴こえてきそうだ

そんな稔り多いこの秋に百歳という

偉業を成し遂げている母は

花々に染められたパジャマに包まれて

華やかな百一歳の誕生日をむかえた

耳元で語りかける言葉に微笑んでみえる

髪や頬を撫で細くなった躰を抱きしめる

伝わる母の温もりに目頭が熱くなる

そんなある日だった安らかな寝顔で母は

遙か彼方父の元へと嫁いで行った

粋だった父が母のために用意していた

母が大好きだった薄紫色の着物を纏い

笑みを華った優しい母のままで

たけつぐさとこ
スポンサーサイト



タグ :
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫